近年、食事以外にもサプリメントで栄養を摂取をする人が急激に増えています
実はサプリメントには、合成成分と天然成分から作られているものの2種類があります
では天然サプリメントと合成サプリメントには、どのような違いがあるのでしょうか
そこでここではこの2つの違いや特徴、また見分け方について見ていきたいと思います
Contents
天然のサプリメントの特徴とは?
サプリメントは、食品のかわりに身体に必要な栄養を補給するために用いるものですから、やはり天然成分を原材料にしたサプリメントが理想的といえます
また天然サプリメントは、合成サプリメントに比べ吸収力に優れているのも、その大きな特徴のひとつとなっています
ある調査によれば、合成サプリメントの体内への吸収力は、天然のサプリメントに比べて約1/3程度に留まっているというデータもあります
ですから特にサプリメントに速効性を求めているという方には、天然サプリメントがおすすめです
他の栄養素の吸収を助ける役割も
サプリメントに使用されている天然素材は、普段私達が口にしている身近な食品などで作られています
実は体内に取り入れた栄養素は単独では吸収されず、吸収するためには別な栄養素と結び付く必要があります
そんな時に天然のサプリメントを使えば、栄養素とうまく結び付き、体内に取り入れた栄養素の吸収を助ける役割を果たしてくれます
値段が高いというデメリットも
天然サプリメントは原材料に植物や魚介、動物など自然の産物を原料にしていることから、どうして合成サプリメントよりも値段が高くなってしまいます
しかし自分の体に取り入れることを考えると、多少高くても体にとっていいものを選んだ方が良いでしょう
合成サプリメントの特徴とは?
合成サプリメントには多くの種類がありますが、中には製造過程で石油を原料とした薬品を使用したものもあります
もちろん体内にとりいれやすいようにきちんと精製してありますが、石油を原料としているサプリメントと聞くと、何となく抵抗があるという方も多いかもしれません
また含まれている添加物も多いため、副作用のリスクもあるので注意が必要です
値段が安いのがメリット
人工的な化学反応を利用して作られる合成サプリメントは、天然サプリメントよりも安価で製造でき、また一つの栄養素を単体として高い濃度で生産することが可能です
ただ、製造した会社の技術力や資本力などによって品質に大きなばらつきがあり、安さだけを追及すると品質の悪いものを選んでしまうことになるので、注意が必要です
天然サプリメントと合成サプリメントの見分け方とは?
成分表示を確認する
成分表示を確認すれば、すぐに天然サプリメントか合成サプリメントであるか見分けることができます
例えば天然サプリメントの場合は、野菜や果物など食物の名称、例えば「アセロラ果汁、ビール酵母、酵母(ビタミンB12含有)、大豆濃縮物」といったものが表示されています
一方「ビタミンB6、ビタミンC」など成分の名称そのものを使用している場合は合成サプリメントとなります
どちらを使用する場合も、パッケージに記載されている商品説明をよく読み、どんな成分が配合され、またどんな原材料が含まれているかを必ず確認しましょう
見た目の違いを確認する
合成サプリメントはほぼ無味無臭で、添加物や凝固剤や着色剤を使用しており、飲みやすさや見た目を重視して色をつけたり人工的な香りをつけたりしています
そのため外観の色や形、香りが不自然である場合が多いようです
反対に天然サプリメント、は原材料の色が混じっているので見た目が悪いのが特徴です
また匂いが強く、人によってはまずいと感じる複雑な味がします
さらにサプリメントの場合、カプセルの継ぎ目がないものは合成、あるものは天然と見分けることも可能です
まとめ
もしもサプリメントを使い栄養を摂取したいのであれば、身体に吸収されやすい原材料を使った、天然サプリメントがおすすめです
しかし価格上の理由などから合成サプリメントを使用したいという方は、天然サプリメントと合成サプリメントそれぞれのメリットやデメリットを比較した上で、納得できるものを選びましょう
またサプリメントはあくまで補助として使用するものであり、体に必要な栄養素は、できるだけは食事から補給するように心がけてくださいね