保湿美容液とは、基礎化粧品の1つで、保湿成分が高濃度で含まれているものです
一般に美容液は多くの栄養素が濃縮されて含まれているため価格が高い傾向があり、いったいどう選べばいいかわからない!という人も多いのではないでしょうか?
今回は保湿美容液の効果と、選び方、使い方についてまとめます
保湿美容液の効果
保湿美容液は、ハリと弾力のある、若々しい肌をキープしておくために使います
配合されている成分はさまざまで、アンチエイジングの効果があるものや、リフトアップに効果があるものなどがあります
乳液やクリームといった基礎化粧品はオイルを含む成分が多いのですが、美容液は栄養素を多く含む反面、油分があまり入っていないといわれています
そのため、ぺったりとした感触が少なく、さらりとしたテスクチャであることが多いという特徴があります
普段は皮膚の乾燥を感じることが少ないという人は、わざわざ保湿美容液を使わずとも…と考えるかもしれません
しかし、シワなどの皮膚トラブルが起こりやすい目元、口元の部分ケアにだけ使うという方法もあり、用途が様々です
例えば、常に保湿美容液をスキンケアに用いるというやり方もありますが、乾燥が気になる人は、一時期だけ利用するという方法もあります
自分に合う保湿美容液の選び方
自分に合う保湿美容液を探す時はどんな方法がいいでしょう
保湿美容液を見極める時には、セラミドや、ヒアルロン酸といった保湿効果がある成分がどのくらい含まれているかを確認することが大事です
さらに、ただ含まれているというだけでなく、成分が皮膚に浸透しやすい形になっているか、添加物は多くないかということもポイントです
そして、美容液の形状は、ジェル状やリキッドタイプなどがあり、使用しやすいものを選ぶとよいでしょう
自分の肌のタイプや状態を見極め、本当に必要な保湿美容液を選ぶためには、販売員に質問したり、店頭で肌をマイクロスコープなどで確認してもらいアドバイスを受けるという方法があります
他には店頭にあるテスターを実際に手に塗ってみて、伸び方や香りを確認するという方法や、無料配布または少量で販売されている試供品を使用するという方法もあります
以下に一般に保湿成分と呼ばれている5つの成分について説明をします
セラミド
セラミドは、本来皮膚に存在している成分です
皮膚のバリア機能や、保湿を行っていますが、年齢をを重ねると少なくなってしまい、乾燥やシワの原因になります
保湿美容液に使われているセラミドは、ナノ粒子化され、肌に入りやすくなっているものを選ぶことがポイントです
コラーゲン
コラーゲンはもともと真皮に存在している成分で、これも加齢とともに減少し、肌のハリが失われていきます
本当はコラーゲンの補充は、ビタミンC とともに食事で行うほうがよいのですが、乾燥が気になったときに、一時的に美容液として使用するという方法があります
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸もコラーゲンと同様に真皮に存在しています
乾燥から肌を守るパワーが強いので、冬場の乾燥した季節などに使用されることが多いです
ちなみに、目の乾燥により起こるドライアイという病気の治療には、ヒアルロン酸の含まれる目薬が使用され、目に潤いを与えます
プラセンタエキス
胎盤に含まれる成分です
商品の中には「植物由来」と書かれているものもあり、一定の効果があるようですが、本来は豚や馬などの動物由来のものがプラセンタエキスとなります
防腐剤の少ないものを選ぶなどの工夫が必要ですが、肌の力を活性化させ、保湿や美白、抗炎症作用などの多くの効果があります
イソフラボン
こちらが「植物性プラセンタ」です
豆類に多く含まれるポリフェノールの一種で、天然成分です
肌の新陳代謝を高めて、肌にあるヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿効果を高める作用があるとされています
保湿美容液の使い方
保湿美容液は、肌に塗るだけで良いので、初めての人でも難しいことはありません
より効果を上げるためには、いくつかのポイントを押さえましょう
美容液の種類にもよりますが、多くは洗顔後すぐか、化粧水で肌に潤いを与えた後に使います
量は、顔全体にいきわたれば十分ですが、乾燥が気になる部分には重ね塗りをすればより効果が表れます
塗るときには、指で強くすり込むのではなく、肌全体に行き渡るようにし、手のひら全体で優しく包み込むようにします
皮膚に浸透するように、ゆっくりと押さえるようにするといいでしょう
保湿美容液で理想の肌へ
アンチエイジングのために、いつもの化粧水や乳液にプラスして、保湿美容液を使用してみませんか?
さまざまな保湿成分があるので、自分に合った保湿美容液を選んでくださいね
皮膚への栄養補給を行って、肌トラブルの少ない、みずみずしい肌を手に入れましょう