疲労困憊している時や、元気が無い時に栄養ドリンクを飲むと元気になりますよね
もちろん今までの疲れが無かったことになる訳ではありませんが、ここぞという時のお助けアイテムです
ドラッグストアやコンビニで手軽に購入できるので、誰でも気軽に飲む事ができる栄養ドリンクについて詳しく知りましょう
知っている様で意外と知らない事が多い栄養ドリンク、賢く利用するにはどんな事に注意をすれば良いのでしょうか
Contents
ビタミンB1がカギ
栄養ドリンクを飲んで体が元気になったり、頭がスッキリしたりするのはビタミンB1の効果です
人間のパワーの源は、脂質、糖質、タンパク質ですよね
ビタミンB1には糖をエネルギーに変化させる作用があります
糖質はビタミンB1 、脂質はビタミンB2、タンパク質はビタミンB6が加わる事でエネルギーを作り出します
それぞれに合うビタミンB群があるのですね
特にビタミンB1を摂ると糖質が脳の疲労を回復させて、頭がスッキリするという作用が働きます
従って考え事をしたり、頭を使う仕事をしたりする時にはビタミンB1が豊富な栄養ドリンクを飲むと効果的なのです
だるさの元となる乳酸を分解
何となく体がだるい疲れが取れない、そんな時は体に乳酸が溜まっています
この乳酸とは疲労感の原因なので、溜まる前に分解させたいものです
ビタミンB1にはこの乳酸を分解する働きも望めるので、疲労の元を身体から追い出してくれるのですね
乳酸は運動をした後に体が疲れた、と感じる成分の事で筋肉疲労の元でもあります
上記でビタミンB1は頭の疲れを取りスッキリさせると述べましたが、筋肉の疲れも癒す効果が望めますよ
栄養ドリンクの飲み過ぎは×
毎日ジュースの様に栄養ドリンクを飲むのはいけません
栄養ドリンクは「疲れた」と感じた時に飲むようにしないと、その効果が薄れてしまう事がありますよ
その理由は、身体が栄養ドリンクの成分に慣れてしまう為です
栄養ドリンクに即効性があるのは、飲んだらすぐに胃腸から吸収されるからです
それで元気になった感じがするのですが、この元気は数時間のものですよ
時間が経ってまた疲れてきたから栄養ドリンクを飲む、この繰り返しが栄養ドリンクの効か無くなる原因です
栄養ドリンクの飲み過ぎは危険?
仕事が忙しく、休む暇もない人を中心に飲まれている栄養ドリンクですが、飲み過ぎは体に悪影響を及ぼします
栄養ドリンクは正しく飲まないと逆に害になってしまう事がありますよ
ビタミン群が脳と体を癒すと述べましたが、栄養ドリンクだけでビタミン類を摂ろうとするのは間違っています
最近では色んな成分素入りの栄養ドリンクが販売されていて、これさえ飲んでいれば食事は必要無いような気になってしまいますが、それでは身体は弱っていく一方です
3度の食事を規則正しくバランス良く食べる事が健康の基本だという事をお忘れなく
沢山飲めば良いものでは無い?
元気になりたいからと言って、栄養ドリンクを沢山飲んでもあまり意味は無いでしょう
その理由は、栄養ドリンクに含まれている栄養成分は一度に摂り入れても体に溜める事ができないからです
すぐに尿や汗と一緒に排泄されてしまい、体の中には何も残りません
せっかく身体に栄養を与えて、元気にさせる効果のある栄養ドリンクをみすみす捨てているようなものですね
カフェイン過多になる可能性も
多くの栄養ドリンクにはカフェインが含まれています
カフェインは眠気覚ましの効果も望めますが、摂り過ぎるのはいけません
精神的に不安定になったりする要因となるので、コーヒーを飲んで栄養ドリンクも飲む方は要注意ですよ
それ以外にも、頭痛や耳鳴りなどの不調が表れる場合があるので、慢性的な体調不良を感じている方はカフェイン過多を疑いましょう
もっと深刻な症状も
不整脈、十二指腸潰瘍なども栄養ドリンクに含まれているカフェインの摂り過ぎで起こります
胃腸が荒れやすい人は空腹状態で栄養ドリンクを飲むと荒れがひどくなる事もあるので、飲むタイミングも重要ですね
心臓に疾患を抱えている方も、栄養ドリンクに含まれるカフェインは悪影響を及ぼします
全ての栄養ドリンクにカフェインが含まれている訳では無いので、ノンカフェインのものをチョイスしましょう
実は砂糖が沢山含まれている?
甘くて香りも爽やかな栄養ドリンクは飲みやすいですが、その甘みは砂糖です
お菓子類を食べていなくても、糖分を摂っている事になるので糖尿病や血糖値の高い方は注意が必要ですよ
栄養ドリンクの種類によっては、アルコール分が含まれているものもあるので、運転をされる方はよくパッケージの成分表を確認してから飲みましょう
こうして聞いていると、栄養ドリンク=身体に悪いものと思ってしまいますが、適量を飲んでいる限りは害の無いものです